2010年07月06日

投資苑 - 心理・戦略・資金管理

投資苑 - 心理・戦略・資金管理

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著者は、ニューヨーク在住、旧ソ連からの亡命精神科医兼トレーダーで、アメリカでは息の長いロングセラーを続けている、と聞けば、500ページ近い厚さにもかかわらず、思わず手にとってみたくなるのではないだろうか。

内容は、決してその期待を裏切らない。特にイントロダクションから2 章までの、心理学のアプローチを提供した切り口で、トレーダーが犯しやすい失敗をまるで腑分けするかのごとく分析していくくだりは、どのレベルの投資家にも「必読の書」といえるかもしれない。

著者は、投資家にとって必要なものは「規律」であり、もう1つの職業である精神科医としての経験から、「アルコール中毒症患者」と「一皮むけることのできない投資家」の共通点をえぐりだす。「あなたのトレーダーとしての成功は、自分の感情をいかにしてコントロールするかにかかっています」というのである。

本書を特徴づけるもう1つのポイントは、「テクニカル分析」の手法について、十分な網羅性を保ちながら、コンパクトでかつ平易にまとめられていることだ。各項目に関する索引、参考文献も押さえられており、ここが「投資苑」なるゆえんだろうか。

ただ難をいえば、対象となる読者像がやや浮かびにくい。たとえば著者は、投資家のリスク管理上、当然のように「ストップロスオーダー(逆指値)」の設定が必要である、としているが、日本の株式市場ではつい最近になってこの形の注文形態が可能になったということもあり、金融機関で売買を仕事とする人以外の一般的な投資家にとっては、やや違和感のあるところかもしれない。(杉 良介)


出版社/著者からの内容紹介
アメリカのほか、世界8カ国語で翻訳された超ロングセラー。 精神分析医がプロのトレーダーになって書いた心理学的アプローチ相場本の決定版!トレーディング上達のカギは群集心理を理解することである。本書には、戦略として古典的なチャート分析、オシレーター分析についても、群集の心理状態と共に解説してある。


内容(「BOOK」データベースより)
アレキサンダー・エルダー博士はプロのトレーダーであり、世界屈指のテクニカル分析の専門家であるとともに、精神分析医としても活躍中です。博士は、成功するトレーディングには3つのM(マインド、メソッド、マネー)が肝心という確固たる信念に基づいて、独自の方法論を確立しました。本書では、まず第1に成功へのカギは精神面の確立にあることを強調します。いかにして規律あるトレーディング・マインドを確立し、感情に流されないトレーディングの実践をするかを具体的事例をもって解説します。第2にチャート、コンピューターを使ったテクニカル指標などを駆使した優良トレードの探し方を具体例を交えて詳述します。そして、様々な分析手法を組み合わせることによって強力なトレーディング・システムの構築法を伝授します。最後に、資金管理の仕方までを解説します。サーカスの綱渡りに安全綱が不可欠なように、トレーダーにとってはリスクをあらかじめ限定するルール作りがその生存に何よりも肝心なことを説きます。


出版社からのコメント
「相場と投資家を精神分析した」心理学的相場書の決定版

投資・相場とは、多くの投資家の考える最終的な結果が集約された場である。
そこは、多くの投資家=群集の典型的な行動パターンが示されているのである。
相場が上がるのも、相場が下がるのも、多くのアマチュアが損をして相場から去って行くのも、
それらはすべて群集の心理を分析すれば、それは解明できるのである。
精神分析医としての長年の経験を生かして、トレーダーのプロとして独立した著者は、
あらゆる相場の局面を群集の心理の結果として、解明している。
相場に参加するアマチュアは自分だけは賢明で聡明であると思っているが、
結果は他の多くの参加者と同じところで同じ過ちを犯してしまう。

これはなぜなのだろうか。
なぜ賢明であるはずの自分は少なくとも他の多くの群集よりも少しは聡明であるはずの自分はどうして他の多くの愚者と共に間違った手を打ってしまうのだろうか。
相場とは、間違いを起こさせる必然の場として、「神」が自分を試す場なのだろうか?
では、反対をすれば自分は勝者になれるのか?
そういう場面では、ほとんども群集も反対の手を打って、これまた敗れ去るのである。

本書には、戦略として古典的なチャート分析、オシレーター分析についても、
群集の心理状態と共に解説してある。
相場とは人間の群集心理の究極の表現の場であるとする著者が渾身の力を込めて書いた、
ユニークで説得力の「相場と投資家を精神分析した」相場書の決定版!
この本を読めば、「愚かな群集」から「少数の賢者」へと第一歩を歩め出せるだろう。

著者
福井強
本書一冊でトレーディングのことがすべて分かる投資の百科全書 投資苑は全米で10万部以上売れているトレーディングに関する本のベストセラーです。トレーディングの心理、テクニカル分析、マネーマネジメントの3つの分野を明快に興味深く解説しています。特に、トレーディングの心理に関しては、本書の右にでるものはないと訳者として断言できます。これは、精神分析医でトレーダーのエルダー博士ならではの出来栄えと言えるでしょう。トレーディングに携わる者として、最低3回は本書を読まれてから、実際のトレーディングに臨まれることをお勧めします。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
エルダー,アレキサンダー
旧ソ連のレニングラードに生まれ、バルト海に面するエストニアで青年期を過ごす。16歳の若さで医学部に進学し、23歳のとき、船医としてアフリカに立ち寄った際に逃亡を企て、アメリカに政治亡命。亡命後も精神分析医としてニューヨーク市で開業し、『精神分析タイムズ』の書籍編集者として活動するかたわら、コロンビア大学でも教鞭を取る。金融マーケットにおけるトレーディングにかかわるようになってから、博士は50以上の記事、ソフトウエアや本の批評を発表し、多くのセミナーや講演会にスピーカーとして参加してきた。1988年にトレーダーのための教育を目的とするフィナンシャル・トレーディング・セミナー株式会社を設立

福井 強
世界銀行投資管理局主席投資オフィサー(米ワシントン在)。外国為替トレーディングを担当するかたわら、G7債券ポートフォリオ・ストラテジストとして金利およびクレジット・ポートフォリオ戦略の立案に従事する。1984年慶応義塾大学経済学部卒業。1990年コロンビア・ビジネススクールMBA。明治生命、海外経済協力基金を経て、1993年より現職。米国証券アナリスト(CFA)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)





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posted by bookmaster at 02:57 | Comment(0) | ウィザードブックシリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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